2023.05.03
[ ベンチマーク調査 ]
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
他社を知ることで自社がわかります。
マテリアルデザインはベンチマークをおすすめします。
鋳造品のベンチマーク
ベンチマークの目的
ベンチマークは「基準」という意味ですが、最近では「他社を分析して⾃社に活かす」という意味も与えられています。グローバルに展開される競争に優位性を持たせるため、ベンチマークは重要なプロセスです。鋳造品をベンチマークすることで、⼤きくわけて2つのメリットがあります。
メリット
- 自社技術の課題(優劣)が把握できる。
- 他社技術を学ぶことで自社の選択肢が増える。
ベンチマークでわかること
⾃社の技術レベルの確認、エンジニアの教育、新規開発のための市場調査、原価低減など、ベンチマークによる波及効果は枚挙に遑がありません。
これらの理由から、我々の知る限り、⼤⼿メーカーは⼤なり⼩なりベンチマーク活動を⾏なっています。デメリットは、どの鋳造品を基準(ベンチマーク)に設定するか難しいことです。多くの鋳造品を⾒る必要がありますので、定期的なベンチマークが必要でしょう。ベンチマーク調査により、鋳造品の材料成分、鋳造⼯法、熱処理、接合、設計思想などを推定できます。
ベンチマークにより以下のような疑問を解決できます。
- どのようなアルミニウム合⾦が使われているか?
- 鋳造品がダイカストなのか重⼒鋳造品か?
- 熱処理はT5、T6、はたまた熱処理なし(F)か?
- FSWのような特殊加⼯が使われていないか?
- 設計者はどのような設計思想のもとにものづくりをしたか?
鋳造品のベンチマーク調査の流れ
01
ヒアリング
調査したい内容のご要望を伺います。
02
見積
ヒアリング結果を基に⾒積を致します。
03
発注
⾒積にご納得いただけたらご発注をお願いします。
04
調査
弊社にて調査致します(基本的に破壊調査になります)。
05
レビュー
報告書、プレゼンによってベンチマーク結果を報告します。
使用機器、納期なども合わせて打ち合わせにより決定します。
定期的なベンチマークのすすめ
鋳造品のベンチマークを定期的に実施することをおすすめします。
鋳造技術のトレンドは、数年単位では⼤きく変わりませんが、10年単位で⼤きな変⾰がみられます。耐摩耗性鋳物、⾼靱性ダイカスト、⾼熱伝導鋳物、超⼤型ダイカストなど、設計の要求機能を変える鋳造品の出現です。こうした技術は市場を変えてしまう場合があります。
そのため、定期的なベンチマークを実施することにより、技術動向を把握することが重要です。また、ベンチマークを続けていくと、市場に必要な技術課題がみえてきます。これら技術課題を解決することで、貴社が他社からの先導的なベンチマークとなり得ることも可能です。
ベンチマーク参考価格
プラン名 | 分析種別 | 個数 | 価格, 税込 |
---|---|---|---|
スタンダード1 | 化学成分、工法、特徴 | 1 | 165,000円 |
スタンダード2 | 化学成分、工法、特徴 | 2 | 308,000円 |
アドバンス1 | 化学成分、工法、機械的性質、特徴 | 1 | 264,000円 |
アドバンス2 | 化学成分、工法、機械的性質、特徴 | 2 | 484,000円 |
上記価格は参考料金になります。
調査サンプルのサイズにより実施できない分析があります。
打ち合わせのうえ、ベンチマーク可否を含めて見積をいたします。
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